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Channel: パリでごはん
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私が住む地域は20日昼現在、やっと水が復旧しました。

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私が住む地域は20日昼現在、やっと水が復旧しました。

断水最後の三日間は、クマさんは「サバイバル風呂」を止め、となりのおじさん宅にシャワーを借りる生活にチェンジしていました。


災害地と言っても、個人的な被害は断水のみだったから言えるのですが、
困ってみて、本当に身方になってくれる人の優しさが身にしみました。


毎日 毎日 「シャワーどうぞ」と声をかけ続けてくれた隣のおじさん お姉さんのおかげで、私達も、私の両親も断水を乗り切れました。


実家をリフォームしてくれている業者さんとも、つい被害は無かったか?断水はどう?という会話になります。


井戸水を分けてくれる人がいて助かった!というのがよく聞く話でした。
助けてくれる人の優しさを身に沁みて感じた!
と言う方が多いです。


ただ、中には飲料用じゃない井戸水で歯磨きをするしかなくて、お腹を壊した方も。



最低限の生活をするには、こんなにたくさんの水が必要なのか。。。と、思い知らされています。


遠くの被災地がニュースで「断水」って聞くと


飲み水足りてるかな?
と、まずは思っていましたが



飲み水が足りないのって、私の地域では道が遮断されていた三日間くらいのものでした。


そのあとからは、飲み水は車があれば手に入りました。
問題は生活用水なんです。


洗濯 一回 45〜50リットル(4人分)
トイレ 一回につき 10リットル(1人分)
お風呂 最低限に掛け湯 20リットル(1人分)
歯磨き 手洗い 一日 3リットル(1人分)


これ↑を人数分必要になります。


しかも、20万人以上一度に断水となると、ホームセンターのポリタンクは何処も完売。


そして給水所でもらえる水は、6リットル
炎天下の中で、フラフラになりながら数時間並ばないと水はもらえません。


だから、つい飲料用ではない水で歯磨きするのも分かるし


トイレを流せないから、つい食べたり飲んだりをしなくなるのも当然だなと分かりました。


今日 夕方、水が出たのを確認にしてから、隣のおじさん宅にお礼に伺いました。



「何も大した事しとらん。あんたが親戚じゃなくても、ワシは近所の人が困っとったら、同じ事しとる。当たり前の事をしただけ。気にせんでええ。」   おじさん


おじさんは、根っからこういう方なので、仕事を引退した後も沢山の方が訪ねていらしてます。


これからクマと2人で、少しずつ恩返しをしていこうと話しました。




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